バニー（女子高生）
ピカピカの一年生。当初帰宅部であったが、先生のセクハラに対抗するためボクシング部へ。明るいみんなの人気者。成績はちょい悪い。
ラクーン（新米教師）
教師一年生。若いからか、女子生徒に絶大な人気を誇る。趣味の手品はなかなかの腕前。料理が得意な独身貴族。
キャット（モデル）
バニーとは小学校以来の親友。セクハラに悩む友人にボクシング部を勧める。高校生モデルとして活躍中。将来の目標は演技派女優とか。
ライオン（エンジニア）
バニーのクラスメイト。バイトで機械の修理工場で働いているため、みんなからはエンジニアと呼ばれる。手先が器用で成績もなかなかいい。ちょっと人とは言動がずれているがなかなか憎めないやつ。実は帰国子女で銃も撃てる。
バッファロー（格闘家）
バニーとボクシング部で知り合う。実家が無差別格闘術の道場で、ボクシングはその修業の一環。頭に血が上りやすく、怒ると周りが見えなくなる。学校の成績は留年しないのが不思議なくらい。
ドラゴン（呪術師）
バニーのクラスの級長。いつもおとなしく、無口。教室の片隅でぶつぶつ言っているため気味悪がられているが、実はこれらはみんな演技。本当は明るくて軽いやつ。実家は代々続く陰陽師。
フォックス（考古学者）
バニーの姉で世界を飛び回っている。まだ若いが既に名高い学者として知られる。
シープ（司書）
バニーの学校の司書。童顔・幼児体系ながらもやわらかい雰囲気が男子生徒に受けている。魔術書を求めてこの学校に来た。実は料理が破壊的に下手。
開校五年というまだ新しい幻影学校の一年生バニーは期待に胸を躍らせながら入学式を迎えた。そこには親友のキャット、面白いライオン、無口なドラゴンなど個性豊かなメンバーが彼女を待っていた。
そして二ヶ月が過ぎるころ、担任教師のセクハラ発言によりショックを受けたバニーはキャットの勧めによってボクシング部に入りバッファローと知り合う。そして、偶然知り合った司書のシープに悩みを相談する。
一方、今年大学を卒業して教師となったラクーンは生徒がセクハラで悩んでいることに気が付き相談に乗ろうとする。それを見ていたシープの早とちりにより、セクハラ教師として新任早々休職を命じられる。それでも何とかしようとしているうちに誤解は深まり、とうとうくびになってしまう。
一連の騒動を見ていたバニー、キャット、ライオン、ドラゴン、バッファローはバニーの姉フォックスの助言を受け、セクハラの張本人の解雇とラクーンの復職を求め学長に直訴するも、ラクーンの復職はならず、張本人も解雇されないまま夏休みに入るのであった。
（注：この作品はMMORPG「トリックスター」の二次創作に当たるものです。